院長のひとりごと②TCHとは

ゴールデンウィークの鈴木歯科クリニック

ゴールデンウィークが始まります。

豊明市二村台の鈴木歯科クリニックでは4月27日(土)から始まる10連休中

4月27日(土)、30日(火)、5月2日(木)の3日間

午前9時30分から12時30分、午後2時30分から7時まで
通常通り診療しております。

お仕事や学校で、日頃お口のケアに時間をかけることが難しい方
連休中にむし歯が痛み出してしまった方

お口に気になる症状がある方

時間に余裕ができる連休中こそ、「お口のメンテナンス」をおすすめします。

スマホが原因?「 T C H 」をご存知でしょうか?

無意識の状態にあるとき、お口の中で上下の歯はどうなっていると思いますか?
① 上の歯と下の歯が自然に触れ合っている
② 上の歯と下の歯は隙間なくしっかりとくっついている
③ 会話や食事以外で上下の歯が触れ合うことはなく、離れている

 

自然で正常な状態は③で、通常上下の歯列の間には1~3㎜(前歯部)の隙間があり、会話や食事をする際に触れ合う時間を含めても、上下の歯が触れ合うのは1日に20分程だとされています。「T C H ( tooth contacting habit) 歯列接触癖 」は、上下の歯を無意識のうちに持続的に接触させている状態です。

「歯ぎしり」や「食いしばり」の問題点については雑誌などでも取り上げられることがあり、皆さまから質問を受けることもあります。肩こりや頭痛を引き起こす他に、咬筋の発達により顔が大きくなる、シミやシワを増やす、たるみやフェイスラインの崩れなど女性の皆さまが気にされるのもよく分かります。しかし、食いしばりのように強い力でなく上下の歯が触れる程度でも、筋肉が緊張状態になり疲労が生じて同じような症状を引き起こす可能性があることが分かってきました。

真っ直ぐ前を向いた状態から顔を天井へ向けてみて下さい。お口の中で上下の歯はどのような状態にありますか?ではそのまま顔を正面に戻し、続けて顔を下に向けて下さい。上下の歯はどうなっているでしょうか?お気づきのように、私たちはうつむいた状態にある時に上下の歯が接触しやすくなります。スマートフォンやパソコンの操作に集中している「うつむき姿勢」こそが、TCHの原因と言われています。他にもストレスや緊張状態が続くと上下の歯の接触が増えると考えられています。

TCHが長時間、長期間に及ぶと顎関節症の発症や悪化を招いたり、歯ぎしりや食いしばりの原因になったりという可能性が高くなるとされます。デスクワークで長時間パソコンの前に座っている、1日中スマホが手放せない、テレビが大好きという方にもTCHが起きやすいと言われています。TCHの改善には「リマインダー」という方法が効果的です。

テレビの近く、パソコンの周り、部屋の壁などにシールや写真、「力を 抜  いて」などと書いた紙(リマインダー)を張り付けておく

シールや写真が目に入った時には、上下の歯がくっついていないかを意識する

もし上下の歯がくっついていたら、唇を閉じたまま上下の歯を離し、顔の筋肉から力が抜けるのを感じる

上下の歯の接触を意識し続けることは難しいのですが、リマインダーが目に入った時だけでも接触を意識することを続けていると、上下の歯が触れ合った瞬間に気づくようになってきます。

様々な体の不調を招くとされるTCH、気になる症状がある方は是非ご相談ください。

5月の鈴木歯科クリニック

5月はゴールデンウィークにより診療日、休診日が通常月と異なります。

 1日(水)休診

 2日(木)通常通り診療(午後7時まで)

 3日(金)

  ∫   休診

 6日(月)

  9日 (木) 通常通り診療(午後7時まで)

  10日 (金) 2歳3か月健診のため、午後の診療は4時から

 

よろしくお願いします。

院長 鈴木直人